作成日記

2013/09/04

8月の効果音大量追加 ガラスの割れる音編

8月に51もの効果音を追加した、我が効果音ラボ。その理由は、夏休みに田舎の実家に帰省し、田舎ならではの効果音を大量に録ってきたためなのです。そのときの私の暴走記録……じゃなかった、録音エピソードがいくつかありますので、3回に分けて紹介していきます!

今回取り上げるのは、ガラスが割れる効果音です。盛大にガッシャーンと割れる音は、Web上にはなかなかありません。物騒なことをしなければ録れない音だけに、都会だとまず録音できないため、大きな音を出しても平気な田舎で録音しました。

石を投げてガラスをブチ割る

帰省前に、家族に依頼し、もう使わないガラスを探してもらいました。まず用意されたのが木の扉で、これに付いたガラスを投石で割ってみることになりました。扉はニワトリ小屋の横に放置されており、下が埋まっていて一部が土に戻りつつありました。さすがにこれはもう扉としては使えませんね。なんとか掘り出して、その下にブルーシートを敷きます。これで、ガラスを割った後に飛び散った破片を回収しようというわけです。ガラスのサイズも大きく、これはさぞいい音が録れるだろう、と思い石をブン投げると……思ったより迫力がない音に。扉に強力にくっついているガラスは一部しか割れてくれず、音は微妙なものになってしまったのです。そんなバカな~……。

しかしこれでは終われません。次に取り出したのが、絵の額についていたガラス板。高さは1メートル近くあります。ガラス板を立てかけて固定し、石を投げようと構えると……突然倒れて、パリンと真っ二つに。「ゲェーッ!どうすんだこれ!」。そう、割れたら終わり。一枚につき、チャンスは一度しかないのです。あきらめずに割れた部分を石で叩き割ってみるも、やはり微妙な音でした。

最後に取り出したのが、梅を漬けていた大きな瓶です。内部が空洞になっているため、いい感じに響いてくれることに期待して、石をブン投げると……。おお!なかなかイケてる音だ!ようやく目指す音に近い音を録ることができました。でもまだ割れ方がまだおとなしい感じがするので、加工して派手に割れる音も作りました。

意外に良い音が録れたガラス瓶

このように、かなりいろいろ割って試さないとロクな音が録れませんでした。録音も大変だし、Web上にも数が少ないわけです。また、今回の録音は家族にも相当迷惑をかけています。「でかいガラスない?」「割った破片どこに捨てればいい?」無茶な要求を繰り返す私に快く協力してくれた家族に、この場で感謝させていただきます。ありがとう、そしてスンマセンしたっ!この効果音のダウンロードは、生活からどうぞ。

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