
効果音の録音
- 1.機材の用意
- 制作機材ページで紹介しているようなICレコーダーを購入します。ICレコーダーとは小型録音機のことで、IC(集積回路)に音声を記録するためこう呼ばれます。
※当サイトは10年以上前に開設されたサイトであり、導入しているICレコーダーは生産が中止されているものがありますのでご注意ください
- 2.音を録る
- ICレコーダーで目的の音を録ります。極力屋内で録音し、風や車の走る音などが入ってしまう屋外での録音は、必要な時以外はなるべく避けましょう。これらの不要な音は、後から編集して取り除くこともある程度はできますが、取り除こうとすると、音質がどこかしら劣化してしまいます。
- また、いかに音の発生源の近くで録るかもポイントです。マイクにはどんなに静かな場所でも絶対に入ってしまう「サー」というノイズがありますが、これは録音対象の音が大きければ大きいほど気にならなくなります。
- ICレコーダーでは、録音音量(ICレコーダーによって呼ばれ方が違い、ゲインなどとも呼ばれる)をツマミで調整できます。大きな音を録音する際は録音音量を低めに、小さな音を録音する際は高めにしましょう。目的の音が大きい時に録音音量が大きすぎると音割れし、小さすぎると、背景のサーというノイズが大きくなりますので、適切な録音音量で録ることを心がけましょう。ほとんどのICレコーダーは音をリアルタイムで拾いながらヘッドホンで聞くことができ、液晶にも音量メーターが表示されるため、これによって録音音量の調整を行うことができます。音量メーターがMAXを超えていると音割れしている可能性があるので注意しましょう。
- 3.PCに取り込む
- 録った音はレコーダー内にwavファイルとして保存されていますので、USBケーブル経由でPCに移します。
- 4.ノイズを取る、不要部分カットなどの調整
- PCに取り込んだ後は、音声編集ソフト(SoundEngine Freeなど)を使ってトリミングやノイズの除去などの調整を行います。SoundEngine Freeの場合、ノイズの除去にはフィルターのノイズリダクションを使います。ここでいうノイズとは、主に背景に入る「サー」というノイズを指しますが、ノイズリダクションはサーという音だけを判別して取り除いてくれる便利な機能ではありません。実際は「一定以上小さい音の部分を無音にする」機能で、効果音部分にかぶっているノイズは消すことができません。このため、背景の音が大きいと、ほぼ機能してくれません。
音の種類によってノイズリダクションの調整は変わってきます。いくら調整してもノイズが大きい場合は、あれこれPC上で調整するだけでなく、再録音することも視野に入れるとよいでしょう。
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