効果音の作り方 チャンバラ音編

時代劇に大抵使用されている「ピヤヤヤン」という、刀を弾き返されたかのような音を作ってみましょう。こうした効果音は現実ではほぼ出すことが不可能なので、似たような音を探し出し加工して作ります。ただ、加工には非常に時間がかかり、納得いくまで何回も調整しなければなりません。このような作業をしている音響効果の人は個人的に尊敬ものだと思っています。

フォーク、タオル、足の部分が鉄製の椅子の3つを用意
本物の刀がなくても、フォークを鉄に当てた音を加工するとチャンバラ音を作れたりします。私の場合はフォークを使いましたが、もっとうまいやり方があるのかもしれません。
フォークを投げる
下にタオルを敷き、フォークを椅子の足に向かって投げます。これで「キン」という短い音が撮れます。あの音に近づけるかは、あくまでこの後の加工次第です。この時重要なのは、フォークをタオルの上にうまく落下するように投げることです。普通に地面に落ちてしまうと、カランカラーンという音が出てフォークの音の「伸び」がそこで中断されてしまうのです。また、1テイクだけ録ってもうまくいかないことが多いので、何テイクもフォークの音を録っておくと良いでしょう。
PCに取り込む
R-26をUSBケーブルでPCに接続するとwavファイルが自動で取り込まれます。
トリミングする
Sound Engine Feeeを使って効果音の前後をトリミングします。詳しい方法は不要部分のカットを参照!
音程を下げつつ音を伸ばす
タブから「音程」を選び、音程と再生時間を半分程度に遅くします。
ビブラートをかける
ビブラートのかけ方
フィルターのビブラートをかけます。パラメータを上のように設定すると、うねるような効果が得られ、チャンバラ音に近くなるはずです。たいていの場合は一度でうまくいかないので、別テイクの音に変えて試してみたり、ビブラートのかけ方調整したりすることになります。この作業は実に地道ですが、時間をかけるとクオリティが全然違ってくるので、ぜひ満足いくまで調整してください。ここさえ乗り切れば完成です!


こうした架空のSE作成のポイントはビブラートです。テープレコーダーをキュルキュル巻き戻す要領で音の再生速度を早くしたりする効果ですが、実は効果音ラボの架空効果音は、大半が生音にこれをかけることで作られています。ある音が全く別の印象の音になったり、実に様々な効果が得られますので、様々な音を録ってビブラートをかけてみるのも楽しいものです。皆さんもぜひ!

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