作成日記

2014/07/30

野鳥の声の品質UP!パラボラ集音マイク「LisN(リスン)」導入

パラボラ集音マイク「リスン」で最高品質の野鳥録音を目指す今年の目標にしている野鳥の声の高品質録音ですが、研究を重ね、大幅な高品質化に成功しました。

これまでR-26で録音をしていましたが、次のようなクオリティでした。人によっては満足できるレベルかもしれません。

オオルリのさえずり(R-26での録音)

しかし、次の録音はどうでしょうか。

オオルリのさえずり(リスンでの録音)

背景のサーという雑音がかなり低減されました。まるで、すぐそばで鳴いているように聞こえないでしょうか。これが新兵器であるパラボラ集音マイク「LisN(リスン)」の威力です。遠くの音声を大きなボリュームで録音でき、なおかつ、マイクを向けた方向以外の音をシャットアウトしてくれるのです。

野鳥録音は、そもそも録音対象となる鳥と離れての録音となるので、サーという雑音が目立ってしまうのは仕方がないと諦めていました。しかし、雑音が入っていることに対する不満は、サイトを運営していて、日に日に増大していきました。無音のシーンで野鳥の声の効果音だけを鳴らすことになった場合に背景の雑音が目立ってしまうというのは、質を重視する効果音ラボとしては看過できません。

そして、高品質化への徹底研究の日々が始まりました。以前の記事で書いたR-26のパラボラ化(別売りのパラボラパーツを取り付ける)も試したものの、ほとんど効果がなかったため、現代の野鳥録音の第一人者である上田秀雄氏(テレビなどで聞かれる野鳥の声は氏による録音)も愛用しておられるパラボラ集音マイク、リスンに目を付けました。ただ、リスンは値段が5万円する上に、買ったら買ったでフィールドに出かけねばならない回数が増える(経費が増大する)ため、なかなか購入に踏み切れないでいました。が、質を追求する当サイトとしてはいずれ購入することになるので、それならば購入は早いほうがいいという結論に至りました。

リスンによる録音は、難易度が上がるという欠点もあります。パラボラ集音マイクは指向性が強い(マイクを向けた方向以外の音をシャットアウトする力が強い)ので、マイクを鳥のいる方向に正確に向けねばならないのです。鳥は木の上にいることが多く、葉の間に隠れてしまい、ちゃんとした位置はつかみづらいものです。また、この録音方法はあくまで雑音を少なくできるだけであり、声をクリアに録るにはありったけ接近しなければならないことに変わりはありません。このため、一日録音に赴いても、成果(効果音として公開できる録音データ)は以前の録音方法の時より少なくなりました。しかし、品質第一の当サイトとしては、これからはリスンを使って野鳥録音を進めます。

鳥のいる方向にさえ向けてしまえば、体感的には、R-26による録音の1.5倍の音量での録音が可能です。この新たな録音方法により、背景雑音の完全な除去に成功している効果音もあります。

雑音をほとんど除去できた鳴き声
トンビ(トビ)の鳴き声(1メートル離れて録音) 街中で雑音が多かったので、極限まで近づいてもこんなもの。
オナガの鳴き声(3メートル離れて録音) カラス科の鳥は声量があるので、背景の雑音は完全除去できた。
ウグイスのさえずり(10メートル離れて録音) 声量がないので、完全な雑音除去はなかなか難しい。

目指すのは、日本三鳴鳥とサンコウチョウの鳴き声の完全なる雑音除去です。ただ、これらの鳥の声を録音できる時期は初夏に限られるので、次回の録音チャンスは来年になりそうです。夏はセミがうるさくて野鳥の録音どころではなく、秋になると対象の鳥が別の国に渡ってしまうからです。もちろん、既に公開されているスズメなどの野鳥の声も、より良い品質の録音ができ次第、差し替えをしていきます。

ここまで鳥の声にこだわることができるのは、私が小学生の時に「鳥博士」と呼ばれるほど野鳥好きだったという部分が大きいです。日本にいる野鳥は迷鳥(台風などで本来のコースから外れて日本に来てしまった鳥)を含めすべて知っていて、双眼鏡を持ち、鳴き声をラジカセに録音したりもしていました。今は、かつてとは違い録音のみに特化してはいるものの、根底にある野鳥好きの精神は変わっていません。この野鳥好きならではのこのこだわり精神で、ハイクオリティな野鳥の声を公開していきたいと思います。

LisN(リスン)の紹介ページ(フジプランニングのサイト)

LisN(リスン)のレビュー確認/購入(Amazonのサイト)

野鳥の声のダウンロードは、自然・動物[1]からどうぞ。

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